今日はアクリル絵の具のお話。
アクリルっていうと学生時代に使ってたアクリルガッシュのイメージだったんですが、実はアクリル絵の具とアクリルガッシュは別物!なんです。
そんな訳で「アクリル絵の具」の特徴と「アクリルガッシュ」との違いについて見てみましょう〜☆
アクリル絵の具の特徴
まずはアクリル絵の具の特徴から。
大きな特徴は4つ
①水で描けて乾くと耐水性になる
②乾燥が早い
③耐久性に優れている
④紙以外にも描ける
順番に見ていきます。
①水でかけて乾くと耐水性になる。
水で描けるっていうのは気軽に使いやすくっていいですよね。
油絵のように特殊?な溶剤を使わないとってなるとちょっとハードルが・・・
用材を買い揃える費用もかかりますし←
小学校とかで水彩絵の具を使っていた経験があるので、同じように水で描けるというのは初めてでもとっつきやすいなと思います。
水彩絵の具と違うのは乾くと耐水性になること!
乾いた上から色を重ねても下の色が水で溶けてこないので、気を遣わずガツガツ塗れます。
失敗しても上から隠蔽も出来ます。
透明色、不透明色等意識するべきことはありますが。
②乾燥が早い
アクリル絵の具は乾燥するのが早いです。
広い面を塗る時とか、「えっ?!最初に塗った所もう乾いてきてるし!!」と焦ることもありますが、すぐ乾いて欲しくない場合は対策すれば大丈夫。
ちゃんと対策法はありますよ〜
むしろ乾いて欲しくない場合だけ対策すれば、あとはスピーディに進められます。
気分が乗ってこのまま描きたいのに乾くの待たないと…とやきもきする必要なし!
↑自分、せっかちなんでここ重要!
③耐久性に優れている
アクリル絵の具はアクリル樹脂の皮膜が、しっかりと顔料を保護していて、紫外線にも強く、変色、退色の恐れが少ない画材だそうです。
これに関しては私は絵の具を作っている訳ではないので、そうらしいとしか言えませんが、実際に自分で使っていて、保管とかも普通に日光も当たる所に置いてますが、劣化や難を感じたことはないです。
④紙以外にも描ける
キャンパスや紙だけでなく、木、布、石、ガラス、金属、アクリル板など様々な素材に描けます。
私も木のパネルに絵を描いたりしてますし、
プラモデルにアクリル絵の具を使われる方もいますよね。
素材用の下地材も色々販売されています。
自分だけのオリジナルグッズとかを作るのも
楽しいかもですね☆
その他にも、メディウムが豊富で様々な表現や、特色のある効果を選べることも魅力です。
艶消し、艶出し効果や、絵に特殊な質感(ザラザラさせたり)を出したりするものなど、自分のイメージにあったものを選んで描ける楽しさがあります。
私もまだ数種類しか使ったことないですが、
これから色々試してみたいと思っています。
アクリル絵の具とアクリルガッシュの違い
アクリル絵の具とアクリルガッシュとの違いですが、一番大きな違いはガッシュは不透明で筆跡が残りにくいという点でしょうか。
反射しにくくマットな作画に向いているので、デザイン方面やイラストレーターの方が
よく使われています。
個人的には仕上がりの風合い?がちょっと粉っぽい感じになるなと思っています。
アクリル絵の具よりも、アクリル樹脂が少ないらしいので厚塗りすぎると割れたり、
耐久性・耐光性もアクリル絵の具より劣るそうです。
私も実際に割れた経験あります…
発色が鮮やかで綺麗で、色数も沢山ある印象です。
蛍光色とか和風色とか…見てるだけで楽しいです。
まとめ
アクリル絵の具、アクリルガッシュは両方とも水で使えて、速乾性もあってメディウムも使用できます。
共通点も多いですが、お互いの特徴を知って使い分けしたり、または併用したりして
制作に役立てていけるといいなと思います。