前回作ったレーズン酵母液を使って、今度は元種を作っていきます。
液種ストレートでもパンは作れるのですが、元種を使ったものの方がふんわりボリュームがあって粉の旨味が感じられるパンが作りやすいです。
ストレートでふわふわボリュームのあるパンも焼けないこともないのですが結構手間がかかったので…
元種で酸味が出てしまうことも多いので、酸っぱくなりにくい元種の管理法も載せておきますね。
液種の作り方↓
自家製酵母、元種の作りかた
準備
前回と同じく瓶を煮沸消毒しておきます。
混ぜるときに使うスプーンもついでに熱湯をかけて消毒しちゃいます。
前回作った、レーズン酵母を冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。
瓶、スプーンがしっかり冷めてから作業します。
自家製酵母の元種作り 1日目
酵母液は瓶の底に白っぽいオリが溜まってるので、瓶をフリフリしてオリを溶かしきってから使用します。
全粒粉15g、レーズン酵母液15gを瓶に入れてスプーンで混ぜます。
ひとかたまりになるようにスプーンでまとめてラップをかけ、暖かいところで2倍になるまで発酵させます。
少量なので2倍がわかりにくいため、横から見て上部までしっかりガスを含んでいるのが確認できたらOKとしてます。
この時は26度で8時間くらいでした。
このまま冷蔵庫で半日〜1日休ませます。
自家製酵母の元種作り 2日目
前日の元種を冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。
強力粉30g、水、16gを足してスプーンで混ぜます。
多少粉っぽいところが残っても大丈夫なのでだいたい混ざったら、ラップして2倍になるまで暖かいところで放置。
発酵後の写真が見つからなかったので発酵前の様子です…↑
この日は26度で5時間かかりました。
その後、冷蔵庫で半日〜1日休ませます。
自家製酵母の元種作り 3日目
前日の元種を常温に戻しておきます。
強力粉50g、水35gを足してスプーンで混ぜる。
ラップをして2倍ぐらいになるまで暖かいところに置きます。
この日は26度で3時間ぐらいでした。
(継ぐごとに発酵時間が短くなります)
しっかり2倍になったら冷蔵庫で半日〜1日休ませて、元種の完成です!!
5、6回継いだら使い切るようにして、新しく種を作り直した方が安定したパンが焼けるとのことだったので、私は長く継ぎ続けることはしてません。
元種が余ったら、パンじゃなくお菓子作りに使ってみたり、家で育ててる植物の肥料として使ったりしてます。
酸っぱくなりにくい元種の管理の仕方
酸味のあるパンがお好きな方もいるのですが、私はあまり酸味を出したくないので、しっかり2倍にまで膨らんだら瓶の底をポンっと叩いて衝撃を与えて種を沈ませてます。
過発酵になりにくいので酸味が出にくくなるように感じてます。
発酵が出来てないと種としては使えないので、気になる方はしっかり発酵させて2倍まで膨らんでるのを確認してから試してみてくださいね。
元種が2倍にならない、膨らまない
元種が膨らまないというものあるあるなんですけど、私の場合、元種の水分量が多いゆるい種だと2倍にまで膨らまない時が結構あるんですよね…
なので2日目から水分量70%になるように調整して元種作りをしています(上記の作り方)
水分70%や50%等、硬めの元種だとちゃんと膨らんでくれるので、もし水と粉を同量入れて発酵させる作り方で、2倍に膨らまないってお悩みでしたら、粉が多めの硬めの種を試してみるのもありだとと思います!
硬めにすると発酵の時間は長くなりますが…
あと液種が弱くてべとつく感じの時は、液種の活性化をしてみるのもよいかと。
同量に液種と水に5%の砂糖を入れて2〜3回混ぜ、28度でシュワシュワしてくるまで8〜12時間置きます。
冷蔵庫で2、3日休ませてから使用してみてください。
ホームベイカーのいち意見ですが、もし参考になれば幸いです。
元種が完成したので、次はいよいよパンを作りまーす!